むちうちで弁護士をお探しの方へ
1 交通事故に詳しい弁護士に相談すべき理由
交通事故でむちうちになってしまった場合、むちうちは、骨折・脱臼等と異なり、「痛み」自体はレントゲンやMRI等の画像に写らないため、症状の存在は被害者の訴えのみによってしかわかりません。
このように、症状を基礎づける客観的な根拠が乏しいとして、むちうちの場合、治療費の支払いを不当に早く打ち切られる、不当に低額な慰謝料を提示される、後遺障害の獲得が困難等の様々な不利益的取り扱いを受けることがあります。
そこで、むちうちとなってしまった場合には、交通事故に詳しい弁護士に相談し、不当に不利な扱いを受けないようにすることをおすすめします。
2 治療費支払いの不当な早期打ち切り
むちうちは症状の原因がレントゲンやMRI等の画像に写らないため、症状の存在や重さが客観的に明らかでありません。
そこで、まだ痛みが残っているにもかかわらず、保険会社から一方的に「もう治癒しているはずだ」と言われたり、「むちうちは3か月で治る」などと言われたりして、不当に治療費を早く打ち切られることがあります。
このようなことを回避するためには、適切な頻度で、適切な医療機関に継続的に通院し、症状についても適切な伝え方で医師等に伝える必要があります。
そして、これらに関して、交通事故に詳しい弁護士に相談することが有益です。
3 慰謝料を不当に低額に抑えられること
2と同様の理由で、むちうちは軽い怪我と一方的にみなされ、慰謝料も低く抑えられがちです。
弁護士が入れば、裁判基準をベースに交渉するため、適切な金額となります。
4 むちうちによる後遺障害
むちうちは、画像に異常が映らないため症状の客観的裏付けがなく、将来的に治ると判断されがちで、後遺障害の認定を受けることは困難であるのが現状です。
しかし、むちうちであっても、条件を満たせば後遺障害の認定を受けることは可能です。
症状がひどく後遺障害が残る可能性がある場合は、早期に弁護士に相談し、事故直後から適切な通院方法をとる必要があります。